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よくある嘘:その4「ローンは売電で相殺」

 太陽光発電の設置費用は決して安いものではないので、多くの人はローンを活用しています。
新築時であれば住宅ローンの金額に太陽光発電システムの設置費用を含むことができるので住宅ローンの一部として、すでに建っている住宅に太陽光発電システムを取り付けるのであれば、「ソーラーローン」というローン商品を利用するケースが多くなっています。
ローンを利用すると高価な商品でも簡単に購入することができるのは、住宅ローンや自動車ローンを見れば明白です。
しかし、その一方で月々の支払いという十字架を長きにわたって背負うことになるのは、言うまでもありません。

賃貸住宅に住んでいる人に対して、不動産業者が展開する定番のトークがあります。

 それは、
「月々の家賃と同じローン返済で、不動産が自分のものになる」
というものです。
確かに、家賃はいつまで支払ってもその家が自分のものになることはありませんが、住宅ローンを組んで購入してしまえば、いつかは自分のものになります。
これは元から家賃負担というお金が織り込まれているので、それをローンに置き換えるだけなのである意味有効なトークです。

 しかし、太陽光発電の導入費用をローンにするとなると話は変わってきます。
それまで支払ってきた光熱費がゼロになるのであれば、一般的な家庭でも2~3万円くらいのお金が浮きます。
それをローン支払いに当てればチャラです。
これなら話に現実味がありそうですが、実際のところ、そこまで光熱費を削減するだけの力はありません。
「減らす」ことはできても、「ゼロ」にすることはまだまだ難しいのが現状です。

 しかし、これを知っていればいいのですが知らない人に対して、
「ローンを組んでも、余った電力を売ればそれでチャラになりますよ」
こんなことを営業マンに言われたとしたら、どうでしょうか。
さらに、それを裏付けるような資料を見せられたとしたら…。

 先ほどの例のように、家賃支払いの代わりに住宅ローンを支払おうという考えの人であれば、それと同じと思うのではないでしょうか。
しかし、ここには大きな嘘があります。
なぜなら、太陽光発電によってローン返済をするだけの電力を生み出すことは不可能だからです。
これは太陽光発電を過大評価しすぎているもので、そこで示されている資料などがあったとしても、それは嘘です。
もしくは、全ての良い条件が揃った上で算出された「絵に描いた餅」かも知れません。